[BitVisor-devel:45] Re: EFIへの対応

Hideki EIRAKU hdk @ igel.co.jp
2014年 7月 30日 (水) 16:19:10 JST


イーゲル 榮樂です。

From: Kuniyasu Suzaki <k.suzaki @ aist.go.jp>
Subject: [BitVisor-devel:44] EFIへの対応
Date: Tue, 29 Jul 2014 17:36:16 +0900 (JST)

> 産総研の須崎です。
> Intel Mac、Surface Pro などのEFIのマシンでBitVisorを使いたいと考えてい
> るのですが、これらにマシンにはEFI Shellがないようです。以前のメールで
> 
> From: Hideki EIRAKU <hdk @ igel.co.jp>
> Subject: [BitVisor-devel:43] BitVisor 1.4 released
> Date: Thu, 15 May 2014 10:47:49 +0900 (JST)
> 
>>  1. UEFI 対応
>>     UEFI に対応した。ただし、以下のような制約がある。
>>       - 32 ビットの UEFI 環境未対応
>>       - Login-simple などの認証プログラム未対応
>>       - デバイスドライバーの動作未確認
>>       - TCG BIOS 呼び出し未対応
>>     UEFI で起動するには、まず、boot/uefi-loader/ ディレクトリに含まれる
>>     プログラム (bitvisor.elf を読み込む UEFI アプリケーション) をビルド
>>     する。次に、生成されたバイナリ (loadvmm.efi) と bitvisor.elf を
>>     UEFI からアクセスできるファイルシステムの同一のディレクトリに置く。
>>     そして、EFI Shell または UEFI ファームウェアの機能を用いて OS のロー
>>     ダーの前に loadvmm.efi が実行されるようにする。
> 
> とありましたが、rEFIなどを使えばよいのでしょうか。
>  http://refit.sourceforge.net/
> Intel Macへの利用は幾つかあると思うので、現状の対応法を教えて頂けない
> でしょうか。

はい。Intel Mac の場合は rEFIt 付属の EFI Shell を使うのが簡単です。
rEFIt をインストールしなくても、配布されている rEFIt バイナリの
efi/tools/shell.efi を、FAT32 でフォーマットされた USB メモリに
/efi/boot/bootx64.efi という名前でコピーして、その USB メモリから起動さ
せることでも EFI Shell を起動できます。なお、Intel Mac では、EDK2 など
に含まれる EFI Shell では正しく実行できない場合があります。

逆に、Intel Mac 以外の UEFI 環境では rEFIt 付属の EFI Shell が起動でき
ない場合があります。そのような環境では、EDK2 に含まれる
EdkShellBinPkg/FullShell/X64/Shell_Full.efi が使用できると思います。

-- 
Hideki EIRAKU <hdk @ igel.co.jp>



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